JCS2017使用構築プテラコケコ+ウインディトドンカグヤ
JCSが一か月と迫り、そろそろ大会用のパーティを考え始めないとなあということでまずいかに楽に勝てるパーティを作るかを重視して作り始めました。
なるべく命中安定で思考停止を意識ということで最初に思いついていたのは追い風からヤレユータンの「さいはい」でガブリアスの「じしん」を連発するパーティです。
地面が一貫しやすいこのルールならこれが一番楽に勝てると思っていました。
しかし追い風役とヤレユータンは単体で火力はなく技範囲も狭くなるためガブリアスの「じしん」を「さいはい」してもダメージ量が足りず競り負けてしまうことが多かったです。
その後もヤレユータンで「トリックルーム」をしてこだわりハチマキギガイアスの「いわなだれ」を連発する構築を作り試行錯誤していましたがいまひとつの出来でした。
思考停止よりも多少はサイクルを意識したスタンパーティが結局は勝てるのではないかということで考え始めました。
パーティの試行錯誤をしている際強いと思ったのはプテラとカプ・コケコを並べる先発。
ガブリアスの隣をヤレユータンではなくテッカグヤにできれば勝てたと思った試合が多かったので、テッカグヤをパーティに入れ、プテラ、カプ・コケコ、テッカグヤ、ガブリアスと決まりました。
有名なコケガブカグヤに追い風を入れた4匹でそれぞれのシナジーは強いです。
しかしこれだけだとこだわりスカーフカミツルギとウインディの「しんそく」で初手からプテラやカプ・コケコを倒す先発が非常に辛いです。
そこでウインディを採用しました。
最後の枠はトリックルーム対策と雨対策ができてサイクルに加わっていけるポケモンということでトリトドンを採用しました。
種族値は低いですが無効タイプを生かしながらならなんとか回せます。
振り返ると堅い守りの組み合わせであるウインディ+トリトドン+テッカグヤになっていて綺麗に纏まったなと思いました。
プテラ きあいのたすき
155-157-85-x-96-200
AS極振り。
「おいかぜ」始動役です。
130族のきあいのたすきでかなり行動を保障されていて何もできずに倒されることはあまりないです。
「いわなだれ」のダメージも削りには十分なので相手によってはいきなり削りに行きます。
「フリーフォール」は主にウツロイドを捕まえてテッカグヤで倒す動きで使います。
「ワイドガード」は相手が明らかにこだわりアイテムだとわかったときに使います。
カプ・コケコの「マジカルシャイン」やカプ・レヒレの「だくりゅう」は見てから打ち、こだわりスカーフ持ちと判明しているバイバニラやキュウコンは動きを見ずに決め打ちしていました。
カプ・コケコ こだわりメガネ
10まんボルト マジカルシャイン くさむすび ボルトチェンジ
158-x-105-146-95-188
Sは最速エンニュート抜き抜きです。
余りは全てHPに。
相手を削るのが役割で「10まんボルト」「マジカルシャイン」までは決まり、守られるリスクが少ない相手にダメージを与えながら交代できる「ボルトチェンジ」、パーティで明確にトリトドンを倒すポケモンがいないため「くさむすび」を入れました。
最速CSではないのはプテラと同時出しが多くS関係をはっきりさせたほうがいいと思ったからです。
プテラより遅ければ「フリーフォール」との連携もしやすいです。
この配分だとガブリアスの「じしん」を耐える可能性を残しつつ高火力電気技、全体技で相手を削れます。
エンニュートを切ってより火力の出るひかえめCSも考えましたが、この配分でギリギリHPが残って勝った試合がそれなりにあったためそのままにしました。
テッカグヤ ソクノのみ
194-124-123-114-154-102
テッカグヤの配分は何が最適かわからなかったので、コマールさんのブログを参考にしました。
コマールさんのテッカグヤの物理耐久面をSに回して同族に少しでも勝てるようにしました。
そのためギガイアスの「ストーンエッジZ」で一撃で倒される可能性が増えましたが、立ち回りでなんとかすることにしました。
D方面は炎タイプの持ち物なしオーバーヒートは耐えます。
電気技の被弾率は8割超えていたと思うので、ソクノのみは正解でした。
カプ・コケコが目の前にいても気にせず動かせるのは非常に楽でした。
基本的には相性と数値を生かした受けと詰めが役割です。
一貫性がある「ヘビーボンバー」、カミツルギを倒す「かえんほうしゃ」、回復技の「やどりぎのタネ」、縛り解除の「まもる」で決まりました。
ガブリアス ジメンZ
189-169-115-x-133-149
A182ガブリアスの「じしんZ」耐え、C200カプ・テテフの「ムーンフォース」耐え、最速デンジュモク抜き。
Z技で自分に流れを持っていくのが役割で「のろい」カビゴンを倒すのも担います。
プテラ、テッカグヤと浮いてるポケモンが2体いるので、気兼ねなく「じしん」を打てます。
「いわなだれ」は相手の「おいかぜ」持ちの飛行タイプへの削りで使え、運が良ければ相手が怯むのが強かったです。
あまり使うタイミングはありませんでしたが、ウインディの「いかく」や「バークアウト」で隙を作って強引に舞うときはありました。
弱点技が飛び交うので縛り解除で最後は「まもる」です。
ガブリアスは同族対決が多いのでなるべく最速にしたかったのですが、カプ・テテフのこだわりスカーフ「ムーンフォース」で何もせず落とされることが気になったので、ここまで耐久を振り、かついのちのたま持ちは大体ひかえめなので、最速デンジュモク抜きまですることでどの持ち物を持たれてもカプ・テテフ前で一回動けるようにしました。
Sを落とすことでボーマンダに縛られますが、環境にそれほど多くはないので切りました。
ウインディ フィラのみ
181-136-101-108-111-161
A182ガブリアスのダブルダメージ「じしん」耐え、C147カプ・コケコのこだわりメガネ「10まんボルト」耐え、最速
場持ちを意識したウインディの配分はよくわからなかったので、ジュニオさんの記事を参考にしました。
先発で出して「いかく」と最速「バークアウト」で味方を守るのが主な役割です。
「フレアドライブ」はテッカグヤへの打点の他自傷でフィラのみを発動させ、場持ちをよくするために使います。
赤ゲージの相手を「しんそく」で縛るのがこのパーティには合っていました。
縛り解除の「まもる」を入れて有利対面を作りやすくしました。
トリトドン オボンのみ
216-x-102-112-135-39
このルールでは初めて使うポケモンで配分が決められないということで勝海さんの記事の配分を参考にしました。
この配分のまま使ってみたところ半分ほど削られる技を受けることが多かったため持ち物をオボンのみにしたところサイクルを回すことができました。
「トリックルーム」と雨対策(水対策)をします。
オニシズクモ、ギャラドス対面で「どくどく」を打ち、「じこさいせい」で逃げます。
ウインディを削る「ねっとう」、ガブリアスへの打点で「れいとうビーム」を入れました。
「まもる」を入れられませんでしたが、カミツルギはウインディとテッカグヤで追い払うことが可能なので、なくても回せました。
プテラコケコの前のめりとウインディトドンカグヤのじっくり交代しながら攻める選出でわりと柔軟に対応できました。
JCSではカプ・ブルルのいのちのたま「ウッドハンマー」急所でウインディを倒されたり、自分にとってかなり不利な状況にされてもそこから勝ち筋を考えて勝てるということがそれなりにあって相性補完をしっかりしたサイクルパーティは不利な状況も覆せるのだなと感心していました。
立ち回りが自分の中で明確でなく相手に突破を許されることが多かったです。
今回はABCと3つの日程に参加し、A日程はこのパーティの試作段階で13-7、完成版でB日程17-3、C日程16-4でした。
私は今まで惜しい結果すら出なかったのでB日程でそれなりの結果が出て嬉しかったです。
参考にした記事
コマールさん
【VGC2017】プテラコケコガブカグヤ2【第10回北陸オフ優勝】 - コマールのポケモンブログ
ジュニオさん
【International Challenge February 1893 3位】クモバドロスイッチ - EMOLGAME
勝海さん